2009年6月14日 (日)

第9回NGO合同研究&活動報告会&懇親会

第9回NGO合同研究&活動報告会
開催日時:2009年6月13日(土)13:30~16:30
【発表団体】
地球緑化クラブ (発表者:原 鋭次郎代表)
活動地:中国内モンゴル自治区クブチ沙漠 
E-Mail: office@ryokukaclub.com http://www.ryokukaclub.com

内モンゴル沙漠化防止植林の会 (発表者:B. セルゲレン代表)
活動地:中国内モンゴル自治区ホルチン沙地 
E-Mail: info@shokurin.com http://www.shokurin.com

GNC Japan (発表者:宮木 いっぺい代表)
活動地:モンゴル国
E-Mail :mail@kyouzon-gnc.com  http://www.kyouzon-gnc.com

090613gnc9ngo_017
一般社団法人 地球緑化クラブ (発表者:原 鋭次郎代表)

090613gnc9ngo_019_2
内モンゴル沙漠化防止植林の会 (発表者:B. セルゲレン代表)

090613gnc9ngo_010
GNC Japan (発表者:宮木 いっぺい代表)

090613gnc9ngo_018
みなさん 熱心に聴き入っています。

第9回NGO合同研究&活動報告会を終えて    GNC代表 宮木いっぺい

例年、「内モンゴル沙漠化防止植林の会」と「地球緑化クラブ」との、NGO合同研究&活動報告会は、12月から3月の間に実施してきましたが、今回は、3団体のスケジュールの関係で、6月に実施することとなりました。1年半ぶりの再会ですが、気心がしれているだけに、久しぶりという感じすらしませんでした。聞くと、両代表のセルゲレンさんも原さんも同じ気持ちだったようです。

3団体は、目指しているものが同じためか、不思議と、毎年同じような問題にぶつかりそれを解決するために模索しています。そのため、1年に1回集まった時、お互いにきわめて具体的なレベルで有益な情報交換ができますし、勇気付けあうこともできます。
例年と違い今回は、ゲスト講師をお呼びせず、お互いの活動報告と意見交換をじっくり行いました。「板橋モンゴル孤児支援の会」の方々、「在日モンゴル留学生会」のメンバー、今回初参加の東京外大モンゴル語科の女子大生も加わって充実した時間を過ごすことができました。

今回は、企業、ビジネスとの関係性をどう築いてゆくかが主要なテーマとなりました。低炭素社会が目指されている中で、企業のCSR活動の一環として僕らのような活動をしているNGOへの企業のアプローチが飛躍的に増えてきています。そのこと自体はもちろん歓迎していますが、対応の仕方を誤ると、社会的な信頼を失ったり、現地で責任ある活動が出来なくなる可能性も出てきます。今は、何が最善か試行錯誤している真最中です。
面白いのは、同じ問題に対して、3団体の対応の仕方が三者三様だったことです。そこには、3団体のキャラクターが見事に反映していたように思います。例えば、GNCのキャラクターを、職業で表現するならば、「教育者・教師」といったところでしょうか。どんな場合でも、「一緒に学びあい」「人づくり」をするという姿勢がベースにあります。

活動報告会が終了した後は、皆が持ち寄ったおいしい料理やデザート、飲み物を並べて、懇親会。話がさらに弾みます。そして、例年、そこで新たなネットワークが築かれ、また新たなアイディア・企画が生まれたりします。1年後再会したとき、それぞれどのような方向に進み、どのような報告をすることになるのか、今から楽しみです。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

夏季懇親会

3時間にわたる各団体の活動報告&質疑応答の後は 夏季懇親会です。
これももう恒例になりました主婦仲間の手料理&手作りケーキが最高です。
090613gnc9ngo_026
090613gnc9ngo_022
090613gnc9ngo_023
090613gnc9ngo_021
プロの腕前のケーキの差し入れ 本当に 美味しいんですよ!

今年も名古屋からかけつけてくれましたGNCサポーターや 島根県から東京に戻ってすぐ参加してくれた留学生など 13名が集い、楽しいひと時を過ごしました。

090613gnc9ngo_005
板橋モンゴル孤児支援の会代表 吉田さん
090613gnc9ngo_006
GNC Japan ネットワーク担当荻原さん ケーキ作りはプロ級です
090613gnc9ngo_007
GNC Japan 事務局 矢野さん
090613gnc9ngo_011
ゆいまーる 坂本さん
090613gnc9ngo_013
地球緑化クラブ 
090613gnc9ngo_014
板橋モンゴル孤児支援の会 山崎さん
090613gnc9ngo_015
今年も名古屋から駆けつけてくれました GNCサポーター 佐藤さん
090613gnc9ngo_024
島根県よりのお土産 出雲そば持参で かけつけてくれました
在日モンゴル留学生の会元代表 デルメさん
090613gnc9ngo_002
GNC活動には たびたび参加してくれています
在日モンゴル留学生の会元代表トガさん

090613gnc9ngo_028

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年2月13日 (水)

第8回NGO合同研究&活動報告会

開催日時:200822日(土)13301630
会場:法政大学地域研究センター 台東サテライトオフィス

基調講演1 「環境とお金」
講演者:中西武志 氏
カーボンフリーコンサルティング㈱http://www.carbonfree.co.jp/
080202gnc8ngo_003_2

考えてゆかなければならないと思います。

基調講演2 「中国物権法施行と草原環境への影響」
講演者:奥田進一(おくだ しんいち)氏
平成5年 早稲田大学法学部卒業
平成7年 早稲田大学院法学研究科修士課程卒業
現職:拓殖大学政経学部 准教授
専攻:民法、環境法、中国法
080202gnc8ngo_007_2


各団体報告&質疑応答

GNC (発表者:宮木 いっぺい氏)
活動地:モンゴル国 
(テーマ) ネットワーク形成とマネジメントをめぐる諸問題!(GNCモンゴル発足後)
080202gnc8ngo_015_3
ここ数年GNCは、持続可能なモンゴル国を担ってゆく人材の育成やそれにつながるような活動を総合的に行っています。「一緒に学ぶ」ことを通じて、「一緒に課題を発見し、分析し、解決策を導き出す。」これが今のGNCの活動です。具体的には、人づくり、森づくり、公園づくり、苗畑づくり、拠点づくりを行っています。
この1年、「一緒に学び行動する」パートナーとして、在日モンゴル留学生会との結びつきが今まで以上に強まりました。また、企業との協力関係も進展しました。と同時に、ネットワーク形成とマネジメントに関する新しい「問題」も出てまいりました。今回はその「問題」についてのGNCの展望を示した上で、意見交換し皆様のお知恵を拝借できればと考えております。

砂漠緑化団体 地球緑化クラブ (発表者:原 鋭次郎氏)
活動地:中国内モンゴル自治区クブチ沙漠  
(テーマ) 地球環境の未来と現場の関係
080202gnc8ngo_014_2
地球温暖化がメディアで毎日のように取り上げられています。気候の変動など、私たちの生活にも直接的に影響を及ぼし始めています。
 省エネをしてCO2の排出を減らせば温暖化は防げるのでしょうか?いや、温暖化を防ぐにはやはり植林を進め、CO2の吸収を促進させることがとても重要なのではないでしょうか。しかし、植林するだけではもったいない!何か現地にも還元したい!そこで、温暖化対策への取り組みを通じて、現地を豊かな土地へと変えていくための提案をさせていただきたいと思います。

内モンゴル沙漠化防止植林の会 (発表者:B. セルゲレン氏)
活動地:中国内モンゴル自治区ホルチン沙地 
(テーマ) 中国植林の現在
080202gnc8ngo_010

質疑応答
080202gnc8ngo_012

懇親会(御徒町駅近くの居酒屋にて!)
080202gnc8ngo_020 080202gnc8ngo_022
昨年と同じ、御徒町駅近くの安くてなかなかおいしい居酒屋に繰り出しました。僕が普段学生たちと使っているお店です。内モンゴル沙漠化防止植林の会、地球緑化クラブ、GNC3団体のメンバーはもちろん、エコツアーでご一緒した板橋モンゴル孤児支援の会の皆様、それに今日はじめてお目にかかった、カーボンフリーコンサルティング(株)の中西さんはじめ皆様にもご参加いただくことができ、すっかり打ち解けて楽しい時間を過ごすことが出来ました。

【今回の報告会の所感】GNC代表 宮木いっぺい

今回も昨年に引き続き、僕が日頃勤めている法政大学地域研究センターの台東サテライトオフィスで、第8回NGO合同研究&活動報告会を開催しました。
共催している「内モンゴル沙漠化防止植林の会」と「地球緑化クラブ」の方々と会うことは僕にとって1年の大きな楽しみの一つです。基本の考え方、志を共有している居心地の良さとお互いどれだけ成長しているかを確認する良い緊張感を感じます。また今回は、昨年の秋にGNCのエコツアーでご一緒した「板橋モンゴル孤児支援の会」の皆様にもご参加いただけました。基調講演は、「環境とお金」と題してカーボンフリーコンサルティング㈱の代表取締役の中西武志氏、「中国物権法施行と草原環境への影響」と題して拓殖大学政経学部 准教授の奥田進一氏にお願いしました。
 今回の共通テーマは、「経済と環境」といえそうです。この問題は、各団体ともに避けて通れない問題にとなっていて、人々の経済合理性と環境保全をどのように両立させるか、そのために具体的に何ができるのかという領域に各団体が不思議にも同時期に踏み込んでいるといえます。それが時代の要請だともいえます。実際、1年前の報告会の後、GNCは企業とのコラボレーションを本格化させました。カーボンフリーコンサルティング(株)は地球緑化クラブが昨年よりコラボレーションをスタートさせた企業です。1年前の所感で「各団体はこれらの問題を解決するために以下のような共通のキーワード、すなわち「現地の人々が自ら動き出した」「ビジネスとして成立させる」「企業とのコラボレーション」「教育の重要性」をめぐる活動を、不思議なことに同時期に同じようにスタートさせているということも今回の活動報告からわかりました。1年後各団体がどれだけの成果をあげて再び集まることができるのか、今から楽しみです。」と書きました。その一つの具体的な答えを今回持ち寄る結果となりました。そして、1年後に向けて各団体がさらなる課題を持ち帰ることとなりました。ありがたいことにGNCは、企業からの協力の申し出を多くいただけるようになってきました。それだけに責任ある姿勢を内外に示してゆく必要性がこれまでより格段に大きくなりました。GNCは、環境教育と森づくりを活動の柱としていますが、今後カーボンオフセットを企業とのコラボレーションの中でどう位置づけてゆくのか、しっかりと考えてゆかなければならないと思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年1月27日 (日)

第8回NGO合同研究&活動報告会のご案内

今年もモンゴル国、内モンゴルで活動している団体と下記の通り合同研究及び活動報告会を
開催することになりました。
皆様のご参加をお待ちしております。

●日時:2月2日(土)13:30~16:30
●会場:法政大学 台東サテライトオフィス

所在地:東京都台東区台東1-32-6 小島ビル2F
 最寄の駅は 秋葉原、御徒町(JR)、 末広町(地下鉄銀座線)
 仲御徒町(地下鉄日比谷線)上野御徒町(都営大江戸線)のいずれか
 下車徒歩およそ5分~7分 蔵前通り沿い
●参加団体:
GNC,砂漠緑化団体地球緑化クラブ,内モンゴル沙漠化防止植林の会 他
●プログラム
1.開会挨拶 
2.基調講演1 
   「環境とお金」
 講演者:中西武志氏     カーボンフリーコンサルティング(株)
                  http://www.carbonfree.co.jp/
3.基調講演2
   「未定 」
 講演者:奥田進一氏     平成5年 早稲田大学法学部卒業
               平成7年 早稲田大学院法学研究科修士課程卒業
               現職:拓殖大学政経学部 准教授
               専攻:民法、環境法、中国法

4.各団体活動報告&質疑応答
5.意見交換 
6.閉会挨拶
●参加費:無料
●お問合せ・お申込
  GNC(Global Network for Coexistence)
 TEL 03-3958-0948
 E-mail mail@kyouzon-gnc.com

| | コメント (0) | トラックバック (0)