2009年11月23日 (月)

モンゴルでの農場づくりに挑戦し続けるツォゴーさん

1999年より モンゴルの厳しい自然環境下、試行錯誤をしながら10年間農業に挑戦し続けているツォゴーさんとはどのような人物なのか、2000年、エコツアーに参加した「2000年度大阪府立大学海外農業研究会」のみなさんの印象をご紹介します。

ツォゴーさん

ツォゴーさんはGNCスタッフの一員である。車力村で通訳をしていたときにGNCの活動に感動し、GNCに参加することになった。そして、1999年から、自ら土地を耕して、キュウリやキャベツ、ジャガイモなど10種類以上の立派な野菜を作っている。実際に農場を見学したときにもらったこれらの野菜は大変おいしいものだった。

. .ところで、ツォゴーさんは他のモンゴル人とは一味違う。彼は日本人的要素とモンゴル人的要素の両方を持っているように私には感じられた。普段の何気ない話の中で、彼は、「日本の国を変えた明治維新はすばらしい」とか、「孫の代まで植林した土地を残すのだ」とか一般のモンゴル人からはあまり耳にしないことをしばしば私たちに熱く語っていた。しかも彼の愛読書は司馬遼太郎氏の本である。彼はいつも勉強熱心で日本語を学ぶためにこんな日本の本を読んだりもしているのだ。

基本的に勤勉な日本人的要素を持ちあわせているようだ。. .一方で、私たちはツォゴーさんの言動の中に誇り高いモンゴル人的要素を垣間見ることもできた。例えば、一緒にレストランで、食事をしていても、「このキュウリはマズイ、私の作ったキュウリの方がおいしい」といったように、彼は自分の作った農作物に誇りを持っていた。普段は優しい顔付きのツォゴーさんだが、農業のことになるといくぶん鋭くなるよに思えたくらいだ。このように勤勉な日本人的要素と、誇り高いモンゴル人的要素をもったツォゴーさんは、モンゴルにとっても、GNCにとってもこれから大切な人材だ。

ピラニア 国際協力-私たちが見てきたもの-より
2000年11月3日発行 海外農業研究会一同 編著
発行所 大阪府立大学海外農業研究会
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2009年10月 1日 (木)

2009年 モデル農場の今後

ウランバートル市郊外 ハンオール地区 トーラ村モデル農場

2009年秋のエコツアー中もGNCのJapanのスタッフは農場内の宿泊施設に合宿しました。

今後GNCとの協働事業としては
 ①農場内での苗木栽培を充実させる
 ②農場内の防風林(ポプラ ニレなど)の植林継続
 ③苗木の十分な生長、確保が見込まれる3年後くらいより 農場周辺の畑の防風林作り、トーラ村の緑化支援事業を計画している


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とても水々しくて、甘い ツォゴーさん自慢のキャベツの収穫時です

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大きなかぶ、スッキーニ、キュウリ、ラディッシュを収穫して 合宿中のサラダや酢の物に!

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2000年GNCが 初めて植林したポプラの木は大きく生長しました。

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ポプラの挿し木栽培

2009年からは エコ教室に変えて 新たに在日モンゴル留学生会のみなさんとのモンゴルの未来へ向けた様々な分野についての意見交換の場とし、新協働事業の展開へつなげていきたいと考えています。

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ツォゴーさんより 農場内施設の説明

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ハウス内見学 ハウス管理についての説明

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最後は モンゴルらしい ホルホグ(羊の石蒸し焼き)パーティーです

 

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2006年11月23日 (木)

モデル農場の社会への協力

2002年シェルター(孤児院)でのハウス栽培協力

2002年、ニューシェルターでは、ちょうど、野菜栽培を始めたいとの希望があり、農業の専門家のアドバイスを必要としていました。そこで、GNCモンゴル代表のツォゴーさんがいろいろ相談を受け、まずはビニールハウスを建て、キュウリやトマトなどを栽培してみることになりました。、少年達にビニールハウスの作り方を指導し、野菜の種と苗はツォゴーさんの農場から提供しました。8月にはキュウリやトマトが収穫でき、他のシェルターにも配ることができたそうです。
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写真左中央 子供たちにビニールの張り方を指導するツォゴーさん

2004年&2005年 63特別学校での野菜作り協力

2004年、63特別(注1)学校に派遣されていたモンゴル青年海外協力隊 田島健二さんからの協力依頼を受け、当校の野菜作り授業への協力として ハウス作りの指導とをしました。秋にはにんじん ジャガイモ、カブ、キャベツ、たまねぎ、トマと、白菜、キュウリと様々な野菜が収穫でき、 生徒たちの家族などへ安価で販売し、とても喜ばれたようです。ただ、このような授業が成功し、持続していくためには、田島さんのような熱心な教職員の存在が不可欠です。
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1)63特別学校」という名称
3特別学校の子どもの実態は、「障害は重度ではないが、金銭面や学習の遅れにより普通学校で学習をするのが困難な子ども」です。このような子どもの学校は日本にはないため日本の養護学校のイメージとは違うモンゴルの貧困層の子どものための学校を「養護学校」と訳すのではなく、新しいカテゴリーとしての「特別学校」という言葉を使って訳しています

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2006年11月21日 (火)

モデル農場の変化

  1999年、ビニールハウスだけが建つスタート時の農場

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2006年、モデル農場の現状

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2000年に植林したポプラの防風林がこんなに生長しました。

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井戸も整備されました。

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合宿のための施設も整いました。

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畑では主にキャベツを栽培しています。

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ハウス&温室ではキュウリ トマトなどを栽培をしています。

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家畜(鶏 豚 うさぎなど)の飼育もしています。

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2006年11月20日 (月)

モデル農場全体図

2006年11月現在

       第1農地               第2農地
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2000年 第1農地周囲防風林ポプラ100本、ニレ100本植林
     GNC宿泊ゲル3棟設置
2001年 第1農地周囲防風林ポプラ450本植林
2002年 第2農地家畜避け柵づくり
2003年 第2農地井戸発掘
     第2農地場苗畑アカマツ苗4000本植林
2004年 第2農地周囲防風林200本植林
2005年 ハウスで防風林用ポプラの試験挿し木栽培
2006年 第2農地苗畑アカマツ他苗200本植林
2007年からの予定
 ポプラの防風林の植林、補植、挿し木栽培を中心に防風林の充実、完成を目指します

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2006年11月19日 (日)

2006年 第2農地苗畑でアカマツ他苗200本植林

2006年5月第4回エコ教室で第108学校&第23学校の生徒たちとアカマツを植林

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2006年9月現在の様子
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2005年ハウス で防風林用ポプラの試験挿し木栽培

20055月第2回エコ教室で第18学校 第108学校の生徒たちとポプラ挿し木

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2006年9月現在の様子

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2004年 第2農地周囲防風林ポプラ200本植林

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5月第1回エコ教室で第18学校の生徒たちとポプラを植林

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 20056月現在の様子)



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2003年5月第2農地苗畑アカマツ苗4000本植林 

20035月、現地大学生によりアカマツ苗4000本植林

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2004年7月現在の様子
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2003年 第2農地井戸発掘

  3月~4月現地スタッフにより第2農地苗畑予定地内の第2井戸を発掘しました

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