2009年10月 1日 (木)

2009年 エコロジー教育センター訪問

訪問日:9月9日
ツォグバダラフ教授(センター長・生物学部長)、職員
GNC:宮木・矢野・ナスカ

今後のエコ教室のエコロジー教育センターでの実施継続を確認する
昨年夏の閉園の危機を乗り越え、今後の井戸掘りの支援を含め、エコ植物園の維持管理支援を約束する。

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2009年9月のエコ植物園

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看板
本植物園は日本の市民の皆様の募金(緑の募金)とNGO GNC Japanの支援により2005年9月開園しました。モンゴルに原生する全ての植物を保存し、 モンゴルの植生に関する貴重な情報を発信し、学校教育へ貢献していくこと、と同時に市民の皆様の貴重な憩いの場となることを目的としています。現在までに32種類の300本あまりが植樹されています。



Энэхүү цэцэрлэгт хүрээлэн нь Японы иргэдийн хандив /Ногоон сан/ болон Японы төрийн бус байгууллага болох
 GNC Japan дэмжлэгтэйгээр 2005 оны 9 сард байгуулагдсан болно. Монгол орны бүх төрлийн ургамал,  модыг хайрлан хамгаалах, тэдний талаарх үнэтэй мэдээллийг иргэдэд хүргэх, иргэдийн амрах тохилог орчинг  бий болгохыг зорьж байгаа бөгөөд өнөөдрийг хүртэл нийтдээ 32 төрлийн 300 гаруй модлог болон бутлаг ургамлыг тариад байна.

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2008年9月28日 (日)

エコ植物園は守られました!!

2008年エコツアー直前まで 存亡の危機にさらされていましたエコ植物園は ツォゴグバダラフセンター長はじめ 職員の皆さん モンゴル国立大学、マスコミなど多くの方々の努力が実り、存続できることになりました。本当に良かったです!9月5日訪問の際には 来年度の拡大版エコ教室の開催と、今後、このエコ植物園をより充実させ、その存在をマスコミなどを通してより多くの人々に広めていくことを確認しました。
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今年は雨がよく降ってくれたお陰で 被害が少なくてすみました


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日モ協働プロジェクトであることを告げる看板も無事でした。


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来年度からの連携に向けて ツォグバダラフセンター長らとじっくりと打ち合わせました

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2008年6月20日 (金)

エコロジー植物園存亡の危機

今週はじめ 現地スタッフより とてもショックなニュースが入ってきました。
私たち GNCジャパンが緑の募金の助成金を受けて足掛け3年の月日をかけて完成し、今では 周辺住民の憩いの場として大変喜ばれていましたエコロジー植物園が 夏休みに入ったとたん 閉鎖されてしまったというのです。

事態の経緯(2008年6月18日 モンゴルよりのホットニュースより)

GNCは5年前からウランバートルにあるこのエコロジー教育センターへの支援・協力を始めましたが、現在この土地を市の管轄下に置き、公園を無くしてしまおうという動きが顕著になっているということで、ツォゴーさんと2人で元・エコロジーセンター所長のバザルドルジ先生のところへお話を伺ってきました。

伺ったお話をここに簡単にまとめさせていただきます。

エコロジー教育センターは1957年、当時は「青春自然科学ステーション」という名でウランバートルの子ども達の自然教育の為に、政府により設立されました。
1997年、民主化とともに管轄が政府から国立大学へ移り、モンゴル全土の人々の為の自然教育の場として、「エコロジー教育センター」と改名されました。

このセンターへのGNCによる支援は公園の環境を改善するというもので、2003年に公園作りが決定、2004年から実質的な協力がスタートしました。GNCの協力により、公園内に池、ベンチ、橋などが作られ、今ではお年寄りの散歩道、子どもたちの遊び場、若者たちのデートスポットなど、人々が集まり安心できる場所として喜ばれています。国立大学もこうしたGNCの協力を高く評価し、今後もぜひ期待しているとのことです。

0.9ヘクタールの敷地内には300種以上の植物・木が植えてあり、このように全国に散らばっている植物を一度に見られる場所というのは、他に例を見ないそうです。GNCの協力後は更に16種の木を植え、それぞれの木についての説明書きがしてある看板、博物館、温室、スプリンクラーなどの設備も充実し、自然教育の授業の場として利用されています。ウランバートルのような都会にこのセンターがあることにより、植物に関心があり見学に訪れる人のみでなく、周辺に住む人々にとってもとても良い環境作りがされていると言えます。

さて、ここからが現在直面している問題なのですが・・・

実は市役所が、というより、市役所を盾にした権力者の1人が、個人の営利目的のためにこのエコロジーセンターの場所を買い取ろうとしていて、現在既に公園は立ち入り禁止になってしまったとのことです。
現在市では空き地など公園になりそうなところは全ておさえて、店やバーなどを作るのに必死です。この公園も市役所の管轄下になってしまえば、エコロジー教育センターの活動中止、住民たちが自然に触れることの出来る貴重な場所の破壊、そして次なる同様の自然破壊行為へとつながっていってしまいます。

この不当な行為をなんとか阻止しようと現在国立大学も必死に戦っていて、昨日は新聞社・テレビ関係者を集めて記者会見を行ったそうです。(UBSというテレビ局だけが、市役所とつながっているということで来なかったらしいです。他は大手も全て集まって、今後も大手の新聞社が取材に来る予定です。)

本来ならば子どもたちの教育の為、国の為に利用される場にも関わらず、目先の金銭のみしか考えない権力者が、特にこの選挙前にこのような行為を働いているということで、新聞社、テレビ局の関心も高いようです。モンゴルの国のため、若者、子どもたちの為に、ぜひGNCにも協力をお願いしたいという旨をバザルドルジ先生もおっしゃっていました。

国立大学からはおととい首相、文部科学省の大臣、市長に手紙を送ったとのことで、GNCからも市長、首相に手紙を書いてアプローチしてほしいとのことです。ちょうどセンターの所長が変わるタイミングでこのような問題が起きてしまって、国立大学も困惑していると思いますが、バザルドルジ先生を中心に必死にこのエコロジーセンターを守ろうとしています。

この植物園は 日本の国民の大切な募金(緑の募金)をお預かりして、3年近くの年月をかけて完成したものです。また、GNCとしてもこの植物園をウランバートル市内全校の自然教育に関する課外授業の場、見学地として提供すること、エコロジーセンターで、在日留学生と日本語を学んでいる生徒たちとが交流できる場としてのエコ教室を開催することなど、日本・モンゴルの様々な交流の場として活かしていきたいと思っていた矢先の出来事です。

今行動を起こさなければ、エコロジーセンターは本当に消え去り、また一つモンゴルから緑が減ることになってしまいます。

現在日本にいる皆さんにも知ってもらいたくて、この記事を書きました

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GNCジャパンとしても この学術的にも貴重な植物園を守るために できる限り働きかけていくつもりです。また多くの皆様のアドバイスをいただけるとありがたいです。

最新の現地からの情報によりますと、大切な水源である井戸も埋められてしまいおよそ400種類の植物が枯れかけているという悲しい事態のようです。なんらかの対策を練らないと、すべての植物が枯れてしまうことになります・・・・本当にひどいことです!!

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2007年10月19日 (金)

エコ植物園の変化

2002年 GNCは初めてエコロジー教育センター内に
ポプラを記念植樹しました。
土は石ころ交じりで、ごみも散乱した植物が育つには
とても厳しい環境に思えました。


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2002年5月撮影


2006年エコ植物園として緑豊かな空間に生まれ変わりました。
ただ、周囲の環境の変化も著しく変わりました。ウランバートルの
建設ラッシュのすさまじさが見てとれます。
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2006年9月撮影

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2007年9月撮影 例年より温かく9月にしては緑が鮮やかです

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2007年10月16日 (火)

エコロジー植物園 2007年9月

開園されて 3年、今では 人々の憩いの場としてその役割を果たしています。

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2006年11月11日 (土)

2006年9月 エコ植物園現状報告

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20049月に開園しましたモンゴル国立大学エコロジー教育センター内のエコ植物園では今後もモンゴル国内に原生する植物の種類を充実させていきます。また、植物園の管理に関しては 園内を6つのエリアに分け、それぞれの担当者を決め、水遣り、設備のチェック&メンテナンスを責任をもって管理していくとのことです。

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左)園内の植物は既に少し紅葉していました。
右)管理責任者の
デジッドマーさん

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左)担当エリアの水遣りをしています
右)ベンチの前にはゴミ缶が設置されました。

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左)樹木には名札がつきました。
右)各エリアには説明板が設置されています。

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