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2010年6月16日 (水)

三宅島スタディツアー2010参加留学生の感想文

GNC Japanでは2010年5月29日から5月31日まで三宅島スタディツアーを実施致しました。参加された在日モンゴル留学生の感想文をご紹介します。
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【ドゥルグーン アマガランさん  現 在日モンゴル留学生会 会長
東京大学】
三宅島スタディーツアーはとても有意義な2日間でした。色々なことが私にとって初めての経験でした。私は初めて日本の小さい島に行きましたが、三宅島の光景、自然の美しさ、そして何より人と自然の共存に感動しました。私の母国モンゴルには火山の噴火はありません。三宅島に初めて火山の被害、広域に渡る溶岩を見て驚きました。三宅島の住民は何回もの噴火を経験しながらその被害を乗り越えて暮らしていることは本当に立派なことだと思います。自然は生命力の強さを発揮するが、時には非常に敏感です。自然からたくさんもらっている私たちは自然と共存するためにサポートしなくてはなりません。今回の植林活動で少しでも貢献できたと思います。何よりも、この活動を通して環境問題に触れることで、環境保護の大切さ、その方法について学んだことです。これからより多くの人々に広げて行ければと思います。
貴重な経験を与えて下さったGNC の皆さん、並びに三宅島の方々に感謝の気持ちをささげたいと思います。
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【ボルドマー ジャルガルサイハンさん
元 在日モンゴル留学生会 会長
東京大学法学部4年】
「金色に輝く砂浜」
海のないモンゴルから来たこの私はなぜかこのようにしか思い浮かべることができない。
誰が、いつ、どのようにその金色の砂浜と海を見せたのかはわからない。しかしそのように教わっていなかったら、おそらく三宅島の砂の色が普通だと思っていただろう。
5 年前、浅間山に出かけたことがある。噴火の規模や失命者の数では三宅島のそれ以上に凄まじく、恐ろしく衝撃的だったのを今思い出す。しかし、この5 年間一度もその恐怖を思い出し、語ることもなくすっかり忘れていたのである。人間は所詮こんなものなのだろうか。
「三宅島に木を植える」
高校を卒業する際の記念植樹のノリで行ってしまった。空の青い色以外すべて灰色な光景を目の前にしてとんでもない勘違いをしていたことに気づく。溶岩と泥流に埋もれた阿古小学校や椎取神社の遺跡から一枚、二枚と葉っぱを覗かす植物、枯れているが一生懸命そして堂々と立つ木々を見て、自分が植えようとする一本の苗木がこの島、この命らにとってどれだけ大きな意味をもつかを痛感した。
「山羊肉は温かいうちに」
このようなことわざがモンゴルにある。三宅島で感じたこと、教わったことは都会の生活に戻ればいずれかは忘れ去られるに間違いない。だからこそ、「なんとかしてこの島を復活させたい」、「2800 人の人口を噴火前の6000 人に戻したい」という気持ちが燃え上がるうちにたくさんの人に伝え、行動に移したいと思う。
最後に、このような機会を与えてくださったGNC の皆様、三宅島の皆様、そして行動を共にしてくださった学生たちにも感謝の気持ちを捧げたい。
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【ゾルザヤ ガンボルドさん
千葉大学大学院・人文社会科学研究科】
GNC の三宅島スタディツアーに参加させていただき、どうも有り難うございます。 守屋さんの貴重なお話を聞き、三宅島の皆さんの気持ちと経験してきたことを理解しました。  山下さんの島内観光案内を通じて、自然の破壊力のすごさを目で見て、感じることができました。 鎌田さんと市民たちと一緒に植林をして非常によい体験ができました。大きく育つことを願っています。 そして、何よりも手作りの溶岩鉢が、三宅島の思い出を浮かび上げる一品になっています。 また機会があれば、植えたヤブツバキ、ヒサカキ、オオバイボタの育ちぶりを見に行きたいです。
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【デルゲレナラン バヤルさん
一橋大学】
このスタディー・ツアーに参加する前に私は噴火した火山を見たことがありませんでした。
テレビ番組で見たが、実際に、三宅島へ行って、火山の被害を見たら、景色が圧倒的だった。島を見学して、島の人々の話をききながら、彼らの逞しさを感じました。いくら島の生活が危険であっても、村の人々は故郷を慕って暮らしていると思います。島の森林を回復するために、木を植える。しかし、火山から毎日多量の酸素が空中に出て、植物が生えないようにしています。毎年改善しているみたいで、山のそこで木を植えました。
この二日間のスタディー・ツアーがとても楽しかった。泊まっていた旅館からの海の景色がすばらしかった。釣ったばかりの魚の刺身が美味しかった。できれば来年も後輩たちに薦めたいのです。

以上、三宅島スタディツアー2010参加留学生の感想文でした。

GNC Japan ネットワーク部 

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2010年6月 6日 (日)

三宅島スタディツアー2010報告

GNC Japanでは2010年5月29日から5月31日まで三宅島スタディツアーを実施いたしましたのでご報告します。
【三宅島スタディツアーの目的】
三宅島でのスタディツアーを通して、三宅島と現実の環境問題をよく広める事と緑化を進める上で、島民のみなさんと三宅島の全体的な復興に共に知恵を絞っていくことを目的としております。
モンゴルへ支援していた経験から、留学生参加して三宅島を通して現実にある
環境問題に触れ、世界の環境保全へと広げて欲しいです。
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2010年2月11日~13日 三宅島スタディツアー現地下見、打ち合わせの様子
【三宅島について】
三宅島は東京都浜松町にある竹芝桟橋より船で約6時間180kmの場所にあります、 
周囲は約38Km、面積55.5Km、 島の大きさは東京都足立区ほどです。 
暖流の黒潮の影響で冬は暖かく夏は涼しい気候です。 
ダイビング・バードウォッチング・釣りなど、楽しめます。 
三宅島では日本の野鳥の約44%、240種類が記録されています。 
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【三宅島の現状】
三宅島では、2000年(平成12年)に、2500年ぶりと言われる大噴火が発生しました。
鳥の楽園と呼ばれていた緑豊かな島は、有毒の火山ガスと酸性雨により、
森林の約60%にあたるおよそ2,500 ヘクタールが被害を受け、
現在でも酸性が強い土地では植物さえも育たない状況です。
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【三宅島スタディツアー2010 第1日目 2010年5月29日】
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出発前の集合写真、総勢12人
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東海汽船さるびあ丸に乗船
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在日モンゴル留学生6人左から、デルゲレナラン バヤルさん、エンフゾル バザルサドさん、ゾルザヤ ガンボルドさん、元在日モンゴル留学生会会長のボルドマー ジャルガルサイハンさん、在日モンゴル留学生会会長ドゥルグーンさん、プレブドルジ オチルバトさん。
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板橋モンゴル孤児支援の会代表 吉田さんによる手料理の差し入れ、
とても美味しいです
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5月30日00:00 在日モンゴル留学生会会長ドゥルグーンさんの誕生日お祝い会
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誕生日ケーキのカット、お誕生日おめでとうございました
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【三宅島スタディツアー2010 第2日目 2010年5月30日】
朝5時、三宅島到着
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民宿 遊に到着
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7:30朝食
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左:三宅島森林組合の守屋様、 真ん中:三宅村産業振興課課長の山下様、右:三宅村産業振興課農林水産係の鎌田様が到着
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風雨のため植林は明日に延期、本日は島内観光、三宅村産業振興課課長の山下様が御案内してくれます
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1983年噴火の被災説明、旧阿古小学校にて
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2008年5月完成の溶岩遊歩道
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旧阿古小学校
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幻の池 新澪池
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1983年噴火によるマグマ水蒸気爆発により池は消失しました、
噴火の様子を説明
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新澪池跡
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アカコッコ館内の森林、噴火の被害が少ない地域
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アカコッコ館、アカコッコは絶滅品種の三宅島の鳥の名前
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アカコッコ館で説明を受ける
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2000年噴火の模様を撮影したDVD上映、説明を受ける
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アカコッコ館での記念撮影
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三宅島の木 椎(スダジィ)
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大路池での記念撮影
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お昼ごはんの海苔弁、海苔がとってもおいしいです
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苦い味がたまらない竹の子と甘いお芋の差し入れをいただきました
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溶岩鉢の作成体験、作り方の説明を受ける、溶岩鉢は産業廃棄物扱いですから
持ち帰ることが出来ます、三宅島は富士箱根伊豆国立公園ですから溶岩は
持ち帰ることが出来ません
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溶岩鉢の作成中
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みんなの溶岩鉢 完成しました
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1962年8月(昭和37年)の噴火で出来た三七山
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三七山からの景色
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椎取神社、噴火により鳥居が埋没
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御祭神社、東光山満願寺
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巨大な木
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巨大な木の根はまるで洞窟のようです
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伊豆岬灯台
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伊豆岬灯台からの景色
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三宅島郷土資料館、三宅島の模型
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18:30夕食勉強会
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三宅島森林組合の守屋様、 三宅村産業振興課農林水産係の鎌田様が到着
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三宅島森林組合の守屋様のお話し
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留学生も環境問題について興味があり勉強会は貴重な体験となりました
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【三宅島スタディツアー2010 第3日目 2010年5月31日】7:30朝食
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民宿 遊の主人も加わり記念撮影
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村営バスで植林地の雄山へ
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2000年噴火により立ち枯れした木々
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土石流の跡
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三宅島森林組合の守屋様から木々の説明を受ける
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土石流 砂防ダム
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植林する苗、ヤブツバキ、ヒサカキ、オオバイボタ、合計120本
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三宅島森林組合の守屋様から作業手順についての説明
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初めての植林
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植林の様子
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森林組合の方々から教わりながらの植林
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鍬で掘り苗を植えます
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かなり速いペースで植林は進みました
10052931gnc_550_3 植林した苗
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三宅村村長 平野様が到着
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三宅村村長 平野さんのお話し
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三宅島 雄山 120本植林達成、記念撮影

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三宅島森林組合の方々と撮影

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伊豆七島展望台、見渡し良く快晴

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日本におけるモンゴル最大のお祭りハワリンバヤル2010スタッフTシャツ

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透き通る海。

昼食時間、出航時間まで自由行動

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錆が浜

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三宅島森林組合の守屋様、三宅村産業振興課農林水産係の鎌田様が船着場に到着

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東海汽船さるびあ丸が到着

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もうすぐ出港、お別れに紙テープを投げます

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民宿 遊の主人も来てくれました

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もうすぐ三宅島ともお別れです

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出港

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島に滞在した2日間はあっという間でした

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以上、三宅島スタディツアー2010報告でした

GNC Japan ネットワーク部 

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