2009年 ツァガーン・サル~モンゴルの旧正月
2月28日 在日モンゴル留学生会主催の ツァガーン・サル(モンゴルの旧正月)に行ってきました。
日本のお正月をモンゴルでは「ツァガーン・サル」 ツァガーン(白い)、サル(月)「聖なる白い月」といいます。7月11日の革命記念日を祝う祭りナーダムと並ぶ大イベントです。日付は旧暦を用いるので毎年変わるようです。
←留学生手づくりのボーズ
日本のお正月と同じようにお祝いの料理を準備をするのですが、その量は比べ物にならないほど多いんですよ。ボーズ(小さめの肉まんのようなもの 写真)をかなりの量(1000個以上作るのは当たり前)作って、冷凍で保存したりして準備しておくのだそうです。
お正月独特の食べ物へヴィン・ボーブ
←新年の挨拶
元旦の早朝には独特の儀式があるようです。各自が事前に生年月日や性別を元にしてその年の縁起のいい方角を新聞などで調べておいてその方角に向って歩いたり眺めたります。日が昇ると、親戚同士が集って新年のあいさつが始まります。あいさつの仕方はハタグ(青い布)を持って
アマルバイノー? サイハンシネルジュバイノー?
(お元気ですか。良い新年を迎えましたか)」
と言いながらで、年下の者が年上の両腕を下から軽く添えるように支え、お互いの頬を近づけます。写真)年が同じ者同士であれば腕を交互にします。
モンゴルの留学生や関係する日本の方たちと ツァガーン・サルを祝うようになって今年で3年目になります。毎年毎年 GNCの活動を通して出会った留学生の数かどんどん増えていくことを改めて噛みしめるときでもあります。そして、いつも心の中で 願うことがあります。縁あって 日本という国に留学し、学び、仲間となった留学生同士が 帰国後もばらばらにならず、気高い絆で結ばれ、いつの日か 母国のよりよい国づくりのために力を尽くしていってくれることを・・・・
今年のツァガーサルでは 懐かしい方々と久しぶりに会うことができました。
2005年にウランバートル市で開催されました 「愛・地球博 記念フォーラム」(会場:モンゴル国立大学円形講堂)で ご挨拶をいただきました元駐モンゴル国日本大使館清水武則参事官と3年半ぶりに再会できました。(写真右)
ボギーさん(新潟県在住 写真右)は 昨年9月のGNCエコツアーに参加された留学生です。彼は地元の大学の仲間とともに今春、モンゴルのゲル地区でのサージの植林支援を計画しているとのこと。とても嬉しい話です。GNCバヤンチャンドマンの苗畑で栽培した苗木がいよいよ役に立つ日が近づいてきたようです。
テムレンさん(写真右)も昨年9月のエコツアーに参加し、同行通訳としても協力してくれました。その後、2009年度の在日モンゴル留学生会の幹部となり このツァガーサル開催でも力を発揮しています。また 彼女は 帰国後GNCのスタッフとしても協力してくれることを約束してくれました。
サプライズゲスト! 大関の日馬富士関(はるまふじ)もかけつけてくれて、会場中の人々より握手や記念撮影を求められていました。とても感じのよい方でした。
今年も とても楽しいひと時を過ごすことができました。留学生会のみなさん ありがとうございました。 ハワリンバヤル2009に向かって心を一つに 今年もまた頑張りましょう!(矢野記)
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